AIには真似できない、1ミリの勘所。
時代が変わっても、この「手」の価値は変わらない。
青山 泰樹
職種:金属製品加工スタッフ
年齢:33歳
—— 未経験から7年目。この仕事の難しさと面白さは?
正直に言うと、覚えることは山ほどあります(笑)。うちは決まった商品をただ流すライン作業ではなく、多種多様な機械を操り、あらゆる種類の加工を行うからです。7年目の私でも、まだ全てを極めたとは言えないくらい奥が深い。 でも、怖がる必要はありません。「絶対にできない」ような難題をいきなり振ったりはしませんから。「今日はこれを覚えよう」「次はこれに挑戦しよう」と、先輩や親方が一つひとつ丁寧に教えてくれます。未経験からスタートしても、目の前の作業を一つずつクリアしていけば、気付けば「職人」としての階段を登っている。そんな確実な成長を感じられる環境です。
—— 現在はどのような仕事を任されていますか?
最近は、図面を渡されて「あとは頼んだぞ」と、ゼロから完成までを一人で任せてもらえるようになりました。営業担当と打ち合わせをし、自分で段取りを組んで、一枚の金属板から製品を形にしていく。以前は先輩の指示通りに動くだけでしたが、今は自分自身の判断と技術で「ものづくり」を完結できる。そこに大きな面白さを感じています。
—— この仕事の「誇り」を感じる瞬間は?
自分が作ったものが、実際に街の中で役立っているのを見た時ですね。店舗に納品された後、プライベートでその店に行ってみるんです。すると、自分が苦労して仕上げた棚に商品が並べられ、多くのお客様に使われている。工場の中にいる時は単なる「金属の部品」ですが、現場に収まった瞬間に「社会の役に立つ製品」へと変わる。その光景を見ると、「ああ、いい仕事ができたな」と静かな達成感を感じます。
—— AI時代と言われる今、この仕事の価値とは?
よく「仕事がAIに奪われる」なんて言われますが、この仕事に関しては、AIが入る余地はないんじゃないかと思っています。なぜなら、私たちが作っているのは世界に一つしかない「オーダーメイドの一点もの」だからです。大量生産のルーチンワークなら機械のほうが得意かもしれませんが、毎回違う図面を読み解き、その都度最適な加工方法を考え、ミリ単位の精度で形にするのは、人間にしかできない仕事です。 「機械任せ」ではなく、自分の腕で生きていく。そういう気概を持って飛び込んできてくれる方なら、ここは最高の職場になると思いますよ。
仕事の流れ
映像で体感してください
「つくる」を支える4つの仕事。